ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2021.11.29 18:01皇室

あまりにひどい、宇山卓栄の眞子さん・圭さんバッシング

松田政策研究所で、また宇山卓栄が出演していた。
この人は最近になって『WiLL』などにも書き、現在、
眞子さん・圭さんを散々にバッシングしている。
「ならぬものはならぬ」と諫言することこそが忠義だと、
上から目線とご都合主義を炸裂させる人物。
特番『眞子さんと小〇圭氏の結婚、露呈する矛盾と問題』
https://www.nicovideo.jp/watch/so39651243

今回の1時間にわたる番組も、
まぁ~~~あまりにひどい!
トンチンカンだったり、えっらそーに上から目線だったり、
まったくもって不愉快極まりないのだけれど、
挙げていったらキリがないので、ここでは
眞子さん・圭さんに対する誹謗中傷のみ紹介する。

(圭さんの司法試験不合格について)
不合格ということは残念なことだと思います。
それ自体問題ではないと思いますし、また頑張って
いただければいいだろうというように思います。
問題は、この甘えた、希望的見通しで物事をゴリ押ししようとする
その性根が露わになったということがね、私は問題だと思うんですよ。
夫妻が不合格を見越したうえで結婚を急いで、それを既成事実化
しようとしたというような見解がありますがね、私はそうは見てません。
そんな先を見通すようなことができる方々であるならば、
こんな一連の不始末にはなっていないというように思いますし、
いずれにしても試験の結果がまだ出ていないのにもかかわらず、
マンハッタンの一等地のマンションに居住すると、
そんなことを豪語する性根が恥ずかしい
申しておるわけでございます。

このあさっての方向に向けたバッシング、
いちいちツッコミを入れるのもバカバカしいくらいだけど、
入れておく。
甘えた、希望的見通しで物事をゴリ押し、
一体何を根拠にそう述べているのか、全くわからない。
眞子さん、圭さんがじつに幼稚で強情っぱりという
印象を植え付けたいだけではないか。
一連の不始末というのも、意味不明。
二人が何か不始末をしでかしたのか?
圭さんの母親の金銭トラブルを、元婚約者とマスメディアが
勝手に、しかも散々、叩いただけの話ではないか。二人に不始末はない。
しかも、そんな二人がアメリカの高級マンションに住むことも、
宇山は気に食わないって、何サマなんですかね。
豪語する性根が恥ずかしいと言うけれど、
別に二人が大風呂敷を広げた事実などどこにもない。
私などは、住まいの周辺環境などを週刊誌で知って、
堅実なところを選ばれたのだなあと思ったくらいだ。
宇山の言っていることは、思い込みの激しい大衆の
やっかみでしかなく、トンチンカンな発言を聞くこっちが恥ずかしい。


さらに続く。
NYに行けば、「日本国を害そうとする勢力」が
近づいてくる危険があり、行くのを中止するべきだと発言。
(渡米前の収録のようだ)
そしてこう述べている。

小室氏も日本で落ち着いて勉強するなりして、
当面日本にとどまるというのも一つの選択肢ではなかろうかと思います。
こういうことを言うと、彼らの私生活に介入するのかと
またお叱りを受けるかもしれませんが、
私が懸念をしておりますのは、ニューヨークに行かれて
パパラッチなどが追いかけまわすような状況が起こり、
ご夫妻の状況を面白おかしくメディアが、
これ日本のメディアだけではなくて海外のメディアまで
報じるということになれば、小室氏の一連のばかげた問題が、
借金問題等の、本当に他国の人には恥ずかしくて
説明ができないような、このバカげた話の恥が
海外まで周知されて、その恥が拡散拡大されていくと
いうことには……まあ普通の日本人として我慢ならない
ということの上で、渡米をおやめになられては
どうですかというようなことも申し上げておるんです。

これも一体何サマ!?としか思えない発言だ。
パパラッチを心配しているフリをしながら、
人の人生に置きたハプニングを罵り、人生の決定を
左右しようとする。何とおこがましいことか。
しかも宇山は「恥ずかしい」だの「我慢ならない」だの、 
まるで自分が何の瑕疵もない生き方をしてきたとでも 
思っているかのようだ。

バカげた話だというけれど、
プリンセスの婚約者の母親の元婚約者が「金返せ」と
週刊誌にネタを提供したことで大騒ぎになり、
若い二人へのバッシングにつながったこと自体が
そもそもバカげた話なのだ。
そればかりか、プリンセスが心を病んでもなお、
「マンハッタンの一等地に住むなんてけしからん」と
バッシングを重ねる人間がこの日本にはいるのだ。
海外では、なぜそれほどバッシングが起こるのか、
全く不可解だと受け止められている。
「小室氏の一連のばかげた問題」が恥ずかしいのではない。
陰湿ないじめを続けていることこそが日本の恥。
いい加減、それに気づけ。
「普通の日本人として我慢ならない」、この言葉を
そっくりそのまま宇山に返したい。

さらに結婚の会見で眞子さんを矢面に立たせて男らしくないだとか、
卑怯だとか、ぼろくそに語り、挙句に髪型にケチをつけている。

自分が芸能人のスキャンダルを追われているようなね、
感覚の問題で皇室の問題がまるでないかのようなかたちで捉えていて、
どうも小室圭氏というのは勘違いしてますね。
自分がアイドルか芸能人かのような錯覚を
しているんではないでしょうか。
あんななんかちょんまげみたいなね、髪形をして
アメリカから国に帰ってくるというのを見ても非常識ですし、
その後、散髪して髪の毛切ったわけですね。
あの髪の毛の切り方、髪形も普通の一般の社会人の常識の髪形、
現在の髪形でもですよ、ではないと思いますし。
自分がもうスター気取りでですね、追いかけてきて取材だなんだって
そういう人たちがね、悪いんだみたいなね、
そういう感覚をお持ちになっているんじゃないかとさえ私は思います。

まさに小姑!!!
いまだにこんな意地の汚い、卑しい根性の小姑がいたのかと
心底驚く(しかも男で)。
もはや圭さんが何をしても気に食わないのだろう。
勘違いしているのは圭さんではなく、宇山だ。
圭さんになら何を言ってもいいと思い込んでいないか?
こんなことを正義感ぶって語る根性が全く卑しい。


罵詈雑言を尽くした後、その矛先は佳子さまにも向かっている。
佳子さまがお姉様をかばうような発言をしたことを訝しがり、
「そうであるなら姉妹が続けて結婚のお相手に
国民の疑問符がつくかもしれない」と、
これまたえっらそーに懸念してみせている。

また同じことを佳子さまもなされるという可能性が
あるかもしれないし、もしそんなことが起こったならば、
万一起こったならば、もうこれは取り返しのつかないことに
私はなると(語気を荒げる)

取り返しがつかないって、一体何のことを言っているんだ。
現在の皇室典範では、女性皇族は結婚したら一般人。
何が起きても一般人になる方なのだから、
皇室が取り返しのつかないことになるなどという指摘は
完全に的外れ。
ルサンチマンと上から目線をごっちゃにしたまま、
佳子さまにまでバッシングの矛先を向けるな。

皇室を敬愛する者だとと言っておけば、
何を発言しても許される、何か言った気になれる、
宇山はその典型例だ。
こんな人に、「宇山さん、参議院議員になってください!」
などというコメントが付くのだから、
この国の劣化具合が知れるというもの。

つっこみどころは他にもあるのだけど、
きりがないのでこの辺で。

ちなみに宇山サン、
「性根が気に入らない」というときの「性根」は、
「ショウコン」ではなく「ショウネ」と読みます。
なお、「抱擁」という漢字は「ホウヨウ」と読みます。
予備校講師だったのなら、このぐらいはマスターしとけ。
常識ですよ?


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

INFORMATIONお知らせ